片品村「とうもろこし街道」、これ知らずに夏のドライブ語るな

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正直に言う。

俺、去年まで片品村といえば尾瀬か丸沼しか頭になかった。でもな、夏に国道120号を走ってたら、急に窓から香ばしい匂いが入ってきてな。気づいたら車止めてた。それが「とうもろこし街道」との出会いだ。

以来、毎年必ず寄るようになった。そういう場所がある。


まず場所の話をしよう

片品村から日光方面に向かう国道120号、日本ロマンチック街道の一部な。下小川から東小川にかけての約4km。この区間だけ、道路沿いに20〜30軒の農家直営の露店がずらっと並ぶ。のぼりが風にはためいて、どこからともなく焼きとうもろこしの香りがしてくる。

ドライブしてて「なんだここは」ってなる場所、久しぶりに出会った気がしたよ。


なんでこんなに甘いのか

片品村、標高800〜1,000mあるんだよ。高原だ。

昼は暖かくても夜はぐっと冷える。この寒暖差が作物に糖分を蓄えさせる。平地のとうもろこしとは出来が根本的に違う。地元じゃ昔から「とうみぎ」って呼んでて、農家のおじさんたちが時期をずらしながら6〜7回植え付けして、4月下旬から11月上旬まで途切れないように工夫してる。甘さのピークは8月頃だが、夏ならいつ行ってもハズレはない。

これは平地じゃ作れない味だ。


焼きとうもろこし、食え

とうもろこし街道に来て焼きとうもろこしを食わずに帰るやつはいない。いたとしたら損してる。

注文してから網でじっくり焼いてくれる。タレをたっぷり塗って、アツアツのまま手渡してくれる。それを立ったまま、外の空気の中でかじる。シャキシャキした歯ごたえ、じゅわっと出てくる甘み、タレの香ばしさ。これが500円とかそこらで食えるんだよ。

街道に入ってすぐのところにある清水屋は、焼くのが早くて回転がいい。常連も多い。俺も気づいたら常連になってた。


とうもろこしだけじゃないのもいい

直売所には新鮮な地元野菜や舞茸、季節の果物も並んでる。しかも直売価格だから安い。家への土産にまとめて買って帰るのが毎年の流れになってる。嫁が喜ぶ。それも大事。


帰り道も含めてドライブが完成する

片品村まで来たならそのまま帰るのはもったいない。このエリア、ドライブルートとして優秀だ。

吹割の滝は街道からも近くて、東洋のナイアガラと呼ばれるだけある迫力がある。一度見たら忘れられない。丸沼高原は夏でもひんやりしてて、ロープウェイで上がると景色がいい。体力がある日は尾瀬まで足を伸ばして、帰りにとうもろこし街道に寄るルートが完璧だ。

標高が高いから夏でも涼しい。クーラーよりも高原の風のほうが気持ちいい季節がある。50過ぎると特にそう感じる。


アクセスと基本情報

  • 場所: 群馬県利根郡片品村東小川(国道120号沿い)
  • 営業時期: 例年4月下旬〜11月上旬(天候・収穫状況により変動)
  • アクセス: 沼田ICから車で約40〜50分。高速使えば東京からも日帰りできる
  • 駐車: 各店舗の前に少しずつある。混む時間帯は気をつけろ
  • 注意: 道路沿いだから歩くときは車に気をつけること

結論

片品村のとうもろこし街道は、ドライブの「目的地」になれる場所だ。ただ素通りするには惜しすぎる。

焼きとうもろこしの匂いに誘われて、気づいたら毎年来てる。そういう場所がいくつかある人生は、たぶん悪くない。今年の夏、国道120号を走る予定があるなら、絶対に寄ってみてくれ。後悔はしないと断言する。


営業状況は年によって変動します。最新情報は現地または片品村の公式情報でご確認ください。

この記事を書いたヒト
いちごなし

諸君、私の名前は「いちごなし」という。50歳にもなってこんな名前を名乗っているのだから、相当イタい人間だと思ってもらって結構である。苺と梨が好きだからつけたというのだが、要するにネーミングセンスが壊滅的なのだ。

群馬県高崎市在住の会社員。毎朝、やる気のない足取りで車に乗り込み、同じラジオ番組を聞きながら、魂の抜けた顔で通勤している。信号待ちでは虚空を見つめ、駐車場では深いため息をつく。地方在住の典型的な中年サラリーマンの見本のような存在である。夢も希望も、とうの昔にどこかへ置き忘れてしまった。

そんな私の唯一の楽しみが、群馬のグルメだの町の雰囲気だのを「発信」することである。発信といっても、読んでくれる人はほとんどいない。いたとしても、きっと「暇な人だなあ」と思われているに違いない。それでも懲りずに続けているのだから、相当な変人である。

地元のお店で買い物をしていると、なぜか心が落ち着く。要するに、それくらいしか癒しがないのだ。50歳の太った男が、スーパーの見切り品コーナーで値下げシールを眺めながらニヤニヤしている姿を想像してみてほしい。哀れを通り越して、もはや芸術的ですらある。

群馬は面白いと言っているが、本当は自分が面白くないから、せめて住んでいる場所くらいは面白いと思い込みたいだけかもしれない。そんな自分の発見とやらに付き合ってくれる奇特な人がいたら、土下座してお礼を言いたい。

以上、人生の敗北者いちごなしの惨めな自己紹介である。

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