戦国時代にタイムスリップ!箕輪城まつりで甲冑姿の武士になれる本格派体験イベント

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群馬県高崎市で毎年10月に開催される「箕輪城まつり」🏯

かつて武田信玄を何度も退けた堅城・箕輪城の攻防戦を再現するこのイベントでは、小学生から大人まで誰でも本格的な甲冑を身につけて武士として参加できる。参加費は小中学生500円、大人1,000円で、甲冑は無料で貸してもらえる。多い年には約350人が参加する、関東屈指の体験型歴史イベントだ。

武田信玄を苦しめた名城・箕輪城の歴史

箕輪城は1512年、長野業尚によって築かれた平山城だ。

国史跡に指定され、日本100名城にも選ばれているこの城の最大の特徴は、その堅固さにある。城の西には榛名白川、南には榛名沼が天然の堀となり、巧みに配置された空堀や土塁が攻め手を苦しめた。

城を有名にしたのは3代目城主の長野業正。

「上州の黄斑(虎の意味)」と呼ばれたこの武将は、戦国最強とうたわれた武田信玄の侵攻を何度も退けた。1557年には武田義信率いる大軍を撃退し、1559年には信玄自らの攻撃も防ぎきっている💪

武田信玄は「業正ひとりが上野にいる限り、上野を攻め取ることはできない」と嘆いたという。

しかし1561年、業正が病没すると状況は一変する。息子の業盛が家督を継いだが、1566年、武田軍の総攻撃についに箕輪城は陥落。業盛は父の遺言「降伏するな、力尽きたら城を枕に討ち死にせよ」を守り、最後まで戦い抜いた⚔️

箕輪城まつりの見どころ

出陣式から始まる一日

まつりは午前中の出陣式からスタート。

箕輪小学校に集まった参加者たちが、長野軍と武田軍に分かれて出陣の儀式を行う。手作りとは思えないクオリティの甲冑に身を包んだ武者たちの姿は、まさに戦国時代そのものだ。

圧巻の武者行列

出陣式の後は、街を練り歩く武者行列🚶

四ツ谷の町並みを通り、箕輪城跡を目指す。沿道からは多くの見物客が声援を送り、戦国絵巻さながらの光景が繰り広げられる。地域住民はもちろん、群馬県内や埼玉、東京、神奈川からも参加者が集まる。

迫力満点の箕輪城攻防戦

午後2時頃から始まる攻防戦がまつりのハイライトだ⚡

箕輪城跡の本丸を舞台に、長野軍と武田軍に分かれた武者たちが激突する。模造の槍や刀を使った戦闘シーンは迫力満点で、大人も子どもも本気で楽しめる。

一般参加者と子どもたちが和気あいあいと戦う姿がある一方で、演武に慣れた参加者による本格的な格闘シーンもあり、見応え十分だ👀

参加方法と基本情報

誰でも参加できる

参加資格は小学生以上。

参加費:

  • 小中学生:500円
  • 大人:1,000円 (保険料、弁当含む)

甲冑: 無料で貸与してもらえる。もちろん、自前の甲冑を持ち込むことも可能だ。

申し込み方法

箕輪城まつり実行委員会事務局(宮川皮膚科クリニック内) 電話:027-373-8855

事前の申し込みが必要なので、早めに連絡しよう📞

開催情報

日時: 10月26日
場所: 箕輪小学校、箕輪城跡
時間: 午前8時30分〜午後3時

アクセス

公共交通機関:

  • JR高崎駅から群馬バス「箕郷行き」で約30分、四ツ谷バス停下車徒歩約1分(箕郷支所前)
  • JR高崎駅から群馬バス「伊香保行き」で約40分、城山入口バス停下車徒歩約15分(箕輪城跡)

車: 関越自動車道・前橋ICまたは高崎ICから約30分

当日は駐車場が用意されるが、混雑が予想されるため公共交通機関の利用がおすすめだ🚌

祭りのもう一つの楽しみ

箕輪城市(フリーマーケット)

会場周辺では地元の特産品を販売する屋台やフリーマーケットも開催される。

高崎名物の焼きまんじゅうや、地元の農産物など、地域の味覚を楽しめる絶好のチャンスだ。戦国時代の雰囲気を味わいながら、地元グルメを堪能しよう🍡

復元された郭馬出西虎口門

箕輪城跡では、2016年に復元された郭馬出西虎口門も見どころの一つ。

この門は井伊直政が城主だった時代の姿を再現したもので、城内最大規模を誇る。伝統的な工法で復元された門は、当時の建築技術の高さを今に伝えている🏛️

地域が守り続ける歴史と文化

箕輪城まつりは、地域住民が中心となって開催している手作りのイベントだ。

甲冑や用具の多くは地元の人々が手作りしたもので、その本格的なクオリティに驚かされる。毎年、趣旨に賛同する個人や団体が集まり、地域文化の継承に努めている👥

国指定史跡である箕輪城跡を核に、歴史を楽しみながら人々との出会いの場を作る。そんな想いが詰まったこのイベントは、単なる歴史再現にとどまらない。地域のふるさとづくり、人づくりの一助となっているのだ。

まとめ:戦国時代を体感できる貴重な機会

箕輪城まつりは、ただ見るだけでなく、自分が戦国武士になれる貴重な体験イベントだ✨

武田信玄を退けた名城の歴史、手作りの甲冑、本格的な攻防戦。すべてが揃った関東屈指の体験型歴史イベントで、あなたも戦国時代にタイムスリップしてみないか。

小学生から大人まで、歴史好きはもちろん、家族連れでも楽しめる。甲冑を着て戦場を駆け回る体験は、きっと忘れられない思い出になるはずだ。

公式サイト:

問い合わせ:

  • NPO法人箕輪城元気隊:027-373-8855(宮川皮膚科クリニック内)
  • 箕郷支所地域振興課:027-371-5111
この記事を書いたヒト
いちごなし

諸君、私の名前は「いちごなし」という。50歳にもなってこんな名前を名乗っているのだから、相当イタい人間だと思ってもらって結構である。苺と梨が好きだからつけたというのだが、要するにネーミングセンスが壊滅的なのだ。

群馬県高崎市在住の会社員。毎朝、やる気のない足取りで車に乗り込み、同じラジオ番組を聞きながら、魂の抜けた顔で通勤している。信号待ちでは虚空を見つめ、駐車場では深いため息をつく。地方在住の典型的な中年サラリーマンの見本のような存在である。夢も希望も、とうの昔にどこかへ置き忘れてしまった。

そんな私の唯一の楽しみが、群馬のグルメだの町の雰囲気だのを「発信」することである。発信といっても、読んでくれる人はほとんどいない。いたとしても、きっと「暇な人だなあ」と思われているに違いない。それでも懲りずに続けているのだから、相当な変人である。

地元のお店で買い物をしていると、なぜか心が落ち着く。要するに、それくらいしか癒しがないのだ。50歳の太った男が、スーパーの見切り品コーナーで値下げシールを眺めながらニヤニヤしている姿を想像してみてほしい。哀れを通り越して、もはや芸術的ですらある。

群馬は面白いと言っているが、本当は自分が面白くないから、せめて住んでいる場所くらいは面白いと思い込みたいだけかもしれない。そんな自分の発見とやらに付き合ってくれる奇特な人がいたら、土下座してお礼を言いたい。

以上、人生の敗北者いちごなしの惨めな自己紹介である。

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