ふやふや堂で発見!桐生の隠れた個人書店が提案する新しい読書体験

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群馬県桐生市の旧織物工場の敷地内に佇む小さな書店「ふやふや堂」が、本好きの間で静かな注目を集めている。週3日の限定営業、個人的な選書、そして暖かな雰囲気で、今までとは違う本との出会いを演出している。

本屋の数が減り続ける中、なぜこの小さな店が多くの人に愛されているのか。その秘密を探ってみよう📖

ふやふや堂の魅力① 限定営業だからこそ特別

ふやふや堂の営業は毎週月・金曜日12:00~19:00、第1土曜日10:00~16:00のみ。通常の書店とは全く違うこの営業スケジュールには理由がある。

店主の斎藤直己さんの本業は地図デザイナー。パンフレットや観光ガイドに掲載される地図を専門に制作している。そのため書店経営は副業的な位置づけだが、この限られた営業時間がかえって特別感を演出している✨

元は京都の麩屋町通りに事務所を構えていた斎藤さんが、2012年に故郷の桐生に戻り、元織物工場の敷地内に「マップデザイン研究室」の事務所を設けた。店名の「ふやふや堂」も、この麩屋町通りから名付けられたという。

営業日以外でも事前連絡があれば可能な限り開店してくれるのも、個人店ならではの温かなサービスだ。

ふやふや堂の魅力② 大型書店では出会えない選書のこだわり

店内に並ぶのは、ミシマ社や夏葉社といった小さな出版社の本が中心。大型書店の平積み本コーナーとは一線を画した、オーナーの個人的なセレクションが光る🌟

斎藤さんは「本はおもしろい」ということを多くの人に伝えたいという思いから書店を始めた。自身が仕事で悩んでいた時に、知人に勧められた1冊が人生の助けになったという経験が背景にある。

「人は悩んでいると、適した本が手もとにくるんです。それが悩みの助けになることもある。読書はしないという人にも、ふらりと立ち寄ってもらえれば」と話す斎藤さんの言葉からは、本への深い愛情が感じられる。

ふやふや堂の魅力③ 靴を脱いでくつろぐ、家のような空間

元織物工場を改装した店内は、靴を脱いで上がるスタイル。レトロな雰囲気で、まるで田舎の実家に遊びに来たような落ち着いた空間が広がっている🏠

こじんまりとした店内の本棚とテーブルには、所狭しとさまざまなジャンルの書籍が並び、個人店ならではの温かみを感じられる。大型書店では見落としてしまいがちな魅力的な本に出会える場所として、来店者に愛されている。

棚は「お酒と音楽」「くらすこと」など、各コーナーに分かれ、丁寧に選ばれた個性的な本が並ぶ。装丁、行間、厚みなど、五感をフル活用して新たな1冊との出会いを楽しめる。

実際の利用者の声をチェック

良い口コミ

40代の男性は「ここでしか手に入らないような本もある。今の時代は実物の本との出会いが減っているが、ふらっと来るといろんな出会いがある」とコメント。小さな出版社の良書に出会える貴重な場所として評価されている📝

30代の女性からは「こじんまりとした店内だけど、個人店ならではの温かみを感じる。大手書店にはない独特の雰囲気が好き」という声が寄せられている。

また、「こだわりとか珍しい本があるか聞いてみたら『普通だよ』と言われたが、そのゆるさが良い」という口コミもあり、気さくな雰囲気が伝わってくる。

注意したい点

営業日が限定されているため、「行ったけど開いていなかった」という声も。公式SNSでの営業スケジュール確認は必須だ。

また、靴を脱いで上がるスタイルのため、「気軽にサッと立ち寄りにくい」と感じる人もいる。時間に余裕を持った訪問がおすすめ。

ふやふや堂の新しい取り組み

ふやふや堂は「まちと山と里をめぐる本屋」の看板通り、実店舗営業だけでなく桐生市内のイベントでの出張営業も積極的に行っている🚗

街を賑やかにするイベント開催を通じて街全体を盛り上げつつ、本文化も広めていくという斎藤さんの取り組みは、地域密着型書店の新しい形を提示している。

ビブリオバトルなどの本に関わるイベントにも携わり、街歩きツアーや吾妻山へ行こう会など、お店の外に飛び出した活動も展開している。

アクセス&基本情報

店舗情報

  • 住所:群馬県桐生市本町1-4-13 早政織物工場内
  • 電話:0277-32-3407(マップデザイン研究室)
  • 営業時間:月・金曜日12:00~19:00、第1土曜日10:00~16:00
  • 定休日:火・水・木・日曜日、第2~第5土曜日(要予約で営業可能)

アクセス方法

  • JR桐生駅・上毛電鉄西桐生駅から徒歩約25分(約2km)
  • 東武線新桐生駅から約4km(おりひめバス利用推奨)

事前に公式SNSで営業日を確認してからの来店がマスト。桐生観光と合わせて訪れるのもおすすめだ🗺️

まとめ

ふやふや堂は、単なる本屋を超えた「本との新しい出会いの場」として機能している。限られた営業時間、個性的な選書、家のような空間設計など、すべてが来店者にとって特別な体験を生み出している。

大型書店やオンライン書店では得られない、人と本、そして地域のつながりを感じられる貴重な空間。桐生を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてほしい📚

現在は店内スペースの拡張も計画されており、より多くの人がゆっくり読書を楽しめる場所づくりが進められている。地域に根ざした個人書店の新しい可能性を提示する「ふやふや堂」の今後の展開にも注目していきたい✨

この記事を書いたヒト
いちごなし

諸君、私の名前は「いちごなし」という。50歳にもなってこんな名前を名乗っているのだから、相当イタい人間だと思ってもらって結構である。苺と梨が好きだからつけたというのだが、要するにネーミングセンスが壊滅的なのだ。

群馬県高崎市在住の会社員。毎朝、やる気のない足取りで車に乗り込み、同じラジオ番組を聞きながら、魂の抜けた顔で通勤している。信号待ちでは虚空を見つめ、駐車場では深いため息をつく。地方在住の典型的な中年サラリーマンの見本のような存在である。夢も希望も、とうの昔にどこかへ置き忘れてしまった。

そんな私の唯一の楽しみが、群馬のグルメだの町の雰囲気だのを「発信」することである。発信といっても、読んでくれる人はほとんどいない。いたとしても、きっと「暇な人だなあ」と思われているに違いない。それでも懲りずに続けているのだから、相当な変人である。

地元のお店で買い物をしていると、なぜか心が落ち着く。要するに、それくらいしか癒しがないのだ。50歳の太った男が、スーパーの見切り品コーナーで値下げシールを眺めながらニヤニヤしている姿を想像してみてほしい。哀れを通り越して、もはや芸術的ですらある。

群馬は面白いと言っているが、本当は自分が面白くないから、せめて住んでいる場所くらいは面白いと思い込みたいだけかもしれない。そんな自分の発見とやらに付き合ってくれる奇特な人がいたら、土下座してお礼を言いたい。

以上、人生の敗北者いちごなしの惨めな自己紹介である。

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